2013-11-25

無駄な物は必要なし！

都心の中心千駄ヶ谷の新規オフィスビルの給湯室。
扉も収納も何もないシンプルキッチンです。
これだけ何もないのに室内の存在感があり、尚且つスタイリッシュに仕上がりました。ステンレスヘアラインの美しい目が際立ちますが、ステンレスキッチンの美しさは、まめなお手入れが必要です。
手の脂で使用していると雲の様なくすみも出てきます。
そんな時にはナイロンたわしで目方向にすりすりして下さいね。

いつまでも美しいステンレスが持続していくことを願ってやみません。
せっかく作ったキッチンが数年後のメンテナンスでぐちゃぐちゃになっていることほど製作者が悲しく思うことは無いのです。

使用する方へ、「可愛がってあげて下さいね」という気持ちでいっぱいです。

2013-11-07

白は白でも。

先日静岡まで食器棚その他家具を納めに行ってましました。
今回の仕上はＭＤＦ下地の塗潰し塗装です。

設計士の方に色のご指示を頂く際に私自身の勉強不足を感じました。
この業界で十数年、初めて聞くマンセル番号ＮＴ-01.
日塗工でも関西ペイントでもベンジャミンでもないＮＴカラーズというマンセル番号らしいです。それは、あのスーパーゼネコン竹中工務店が長い年月をかけて開発した色番号で、よくある白とは全く質感の違いを思い知らされた色でした。

白は白でも何とも言えない深みのある色でとても上質で豊かさを彷彿させる色に仕上がりました。

いつも自分の知らないことはもうあまりないかな？なんて一人前気分でおりましたが、まだまだ未熟者でした。

これからも知らないことや、初めて耳にすること等出てくるとは思いますが、柔軟に受け入れて行こうと改めて思う一日でした。

2013-10-23

仕入れ先商社会合にて

先日仕入れ先の会合に参加しました。
テーマは下半期の動向と今後どう動くべきか？

皆さんは今年話題となっているｱﾍﾞﾉﾐクスをどう捉えておりますか？
また、もうすでに恩恵にあずかっていますか？

住環境を取り巻く私共の業界は二極化しております。
今まで通りの手法であまり経済効果に左右されず、良くも悪くもなっていない会社。そして消費税率Up等に敏感に反応し何かしらのアクションを興して経済効果を得ている会社。

双方の行方は誰にもわかりませんが、私が思うところは一つだけ。
時代の変化に伴い、ほとんどのルーチンワークは機械化され効率の良いものがもてはやされている昨今。それでも人にしかできないものがあるはずです。
感情を伴った仕事は機械にはできません。
我々住環境をサポートする会社には、人を喜ばせることができます。
設計から製造段階、そして施工完了まで一貫してお客様と携わり、その完成形が「もの」の「かたち」となってお客様とその良さを分かち合える。

古い言い方かもしれませんが、気持ちのこもったサービスをシームレスにし続けることを追及するのが現代社会の我々の使命のような気がします。